金庫ってただの貯金箱とは全然違う

おそらく学校のカラーにもよると思いますが、「大学に入ると急に色々な種類の人間が身の回りに増えた」という経験をお持ちの方はいないでしょうか?例えば、「大学でどこかのサークルに入ったら、そこは実は『コアな人形マニア』の集まりで、某テーマパークで『ドールズ・パーティー』と称した撮影会をしていた」とか、「いつも同じ講義を受けている友人が、実は物凄い『ゲーム好き』で、しかも日本国内で十指に入るような腕前だった」などという経験です。

あいにく僕自身はそこまでコアな人種とは出会っていませんが、それでも一人、「こいつは変わっている」と思う子と友人になりました。その子は僕と同い年の女性なのですが、どうやら信州地方の「豪農」と呼ばれるような家の出身らしく、家の中にずいぶんな数の「金庫」があったのだとか。そして子供のころからそれらの色々な金庫に囲まれて育った結果、自分自身が金庫の収集マニアになってしまったらしいのです。

「金庫マニア」なんて言葉を僕はこれまで聞いたことが無かったで、「本当の話なんだろうか?」と思っていましたが、先日その子の下宿先にお邪魔した際、部屋の奥に高さが70センチくらいあるピンクに塗装された金庫があるのを見てしまいましたから間違いありません。その友だちは、筋金入りの金庫マニアです。
実は彼女のアパートで僕はつい、「金庫と貯金箱の違いが分からない」などと言ってしまったのですが、そこから後が大変でした。僕のそのセリフを聞いた友だちが起こり出し、「金庫ってただの貯金箱とは全然違うよ!まずその防犯性と耐久力からして、単にお金をしまっておくだけの箱と一緒にしないでほしいな!」と、マニアらしいうんちくを話始めたのです。

まぁ僕もうっかり口がすべったのは悪かったのですが、まさかそこから二時間も金庫談義に付き合わされるとは思いもしませんでした。